牛乳でストレス解消
牛乳に含まれるカルシウムはストレス解消に効果的。牛乳には、良質のカルシウム・たんぱく質・ミネラルが豊富に含まれていて、体にも吸収されやすいので牛乳を飲むのはとてもおすすめです。
【目次】
幸せホルモンがストレスを解消

体にとってはセロトニンやミネラルが必要であり、精神的なストレスなどの改善にも役立っています。必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」からセロトニンがつくられるのですが、牛乳にはその「トリプトファン」というアミノ酸が含まれているのです。
このトリプトファンがセロトニンに変化することで心が落ち着いて癒されてきます。
セロトニンとは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスを解消して、感情をおだやかにするだけでなく、やる気や意欲を高めたり、仕事や勉強の効率をアップしてくれる万能のホルモン。
このセロトニンの材料となる「トリプトファン」が多く含まれているのが牛乳なのですね。
マグネシウムの多い食べ物と一緒に
また、牛乳に含まれているカルシウムは「抗ストレスホルモン」の生成に必須のミネラル。摂取すると自動的にストレスやイライラに抵抗できるようになります。ただし吸収を高めるためには一緒にマグネシウムをとることが大切。牛乳といっしょにチョコレートや豆類、緑黄色野菜などをとるように心がけましょう
食品の中でも牛乳はカルシウム含有量がトップ。タンパク質やカルシウムのほかにもリンやビタミンA・ビタミンB2など人間に必要な栄養素がたくさん。現代人には不足している栄養素を補うものとしてとても大切な食品だということがいえるでしょう。
私たちの体では、肉体的や精神的に刺激が加わった場合に、「ストレス反応」というその刺激によって受けるダメージを少しでもやわらげようとする反応が現れます。
通常この反応をくりかえしているうちにも刺激に強くなってくることが多いですが、反応の弱い人というのはダメージをそのまま受けてしまいます。現代病といわれる肩こりや眼精疲労・不眠や食欲不振などを感じるのも、ダメージを受けてしまっているからでしょう。
目覚めの牛乳で夜には深い眠りへ
目覚めた朝の1杯の牛乳は、夜には寝つきをよくして眠りを深くするはたらきももたらしてくれます。
「えっ、寝る前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、深い眠りのためには牛乳は「朝」に飲むことがポイントなのです。

眠気を誘うには科学的にも証明されている物質の「トリプトファン」「カルシウム」「ビタミン類」などがありますが、トリプトファンは眠気を誘う脳内物質「メラトニン」の生成には大きくかかわっています。
さて、トリプトファンが多く含まれているのは、牛乳・豆乳・チーズ・大豆・大豆製品・魚・バナナ・たまごなど。これらを「夜」ではなく「朝」摂るのが効果的なのはなぜかというと・・・
眠りのメラトニンに変わるまで14時間かかる
トリプトファンの多い食べ物や飲み物を摂ったからといって、すぐに眠りのホルモン「メラトニン」がつくられるわけではありません。14時間から16時間ほどかかるのです。
トリプトファンの多い食べ物や飲み物を摂ってから、眠りのホルモン「メラトニン」ができあがるまでの流れはというと・・・
朝、目覚める
→ 太陽の光を浴びる(セロトニン作りのスイッチがONになる)
→ トリプトファンの多い食べ物や飲み物を摂る
→ セロトニン作りが始まる
→ セロトニンによって幸せ気分でサクサク仕事や勉強がはかどる
→ 太陽の光を浴びてから14時間から16時間たつ
→ 「セラトニン」が眠りのホルモン「メラトニン」に変化する
→ 自然に眠気に誘われて寝つきもよく、深い眠りへとはいる
太陽の光を浴びることがポイント
太陽の光を浴びてから14時間から16時間たって初めて、「セロトニン」が「メラトニン」に変化するのです。なので、トリプトファンの多い食べ物や飲み物は「朝」に摂ることと、朝起きたら太陽の光を浴びること、がポイントなのですね。

ちなみに、太陽の光を浴びるタイミングと、トリプトファンの多い食べ物や飲み物を摂るタイミングはどちらでもOK!
トリプトファンの多い食べ物や飲み物を摂らなくても、太陽の光を浴びることでセロトニン作りは始まります。ただトリプトファンが体の中にたくさんあったほうが、幸せホルモン「セロトニン」もたくさん作られるということですね。
朝ということで、牛乳以外にも、豆乳、納豆、豆腐、バナナなども取り入れやすいのではないでしょうか。

特にバナナはビタミンB6が豊富。ビタミンB6もセロトニンをつくるための材料になるので、牛乳や豆乳と一緒にバナナを食べることも効果的ですね。
不眠解消のためだけではなくイライラやストレス解消のためにも「バナナ牛乳」はおすすめ。バナナと牛乳をミキサーにかけるだけの簡単おいしいメニューですね。
もちろんバナナと牛乳や豆乳を別々に食べてもOKです。
生活が不規則な人ほど積極的に摂取するようにすればストレスにも負けなくなるのではないでしょうか
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